2017/04/04

躑躅


リビングが殺風景なので近所の花屋に。目もあやな生花を飾るのも勿論素敵なんだけど、野趣あふれる枝ものを無造作にいける方が好みなので、躑躅を一本買って帰る。

眠りに落ちる数分前くらいから意識が混濁してくるのが好きだ。考えがあちこちに飛んで突拍子もなくなる、自分でもおかしなことになってきたことがわかる、あの感じ。そういう状況の時に夫の創作話を聞くと混濁の度合いが増しに増してケン・ラッセル的な白昼夢の世界に迷い込んでしまうようで愉快。「クマのハンバーグ屋さん」は可愛いクマの親子が桜新町一丁目で店を開き大評判となるけれど素手で捏ねているため毛が混入してしまい
食品衛生法に引っ掛かるというもの。続きもあるようだけど寝てしまうのでわからない。「チーターのアイスクリーム屋さん」は溶けないうちに届けるため全力疾走するけど着いたら全部飛び散っているという話。これも続きはわからない。「キリンのカレーショップ」のキリンは皿を洗う代わりにあの青白い舌でベロベロ舐めてるということがわかり食品衛生法に、以下略。ただでさえわけのわからない話が余計にわからなくなるというのが何故か面白くて、でも麒麟の川島さん並のええ声で歌うように話すから聞き心地が良くすぐに眠ってしまって、最後まで聞けないから、多分死ぬまで飽きずに楽しめると思う。もし神様がいるのなら夫よりもすこしでも早く死なせてほしいと願いたい。


山田五郎 こやま淳子 「ヘンタイ美術館」(2015、ダイヤモンド社)が面白かった。このジャンルでは珍しい対談方式。山田五郎さんの説明がユニークでとてもわかりやすいので、まだ西洋美術に興味が持てない人も入門書的に楽しめると思う。それに、既に知っている話でも山田さんのフィルターを通して語られるとまた違った味わいがあるのが良い。

2 件のコメント:

  1. ビンテージジュエリー関連でお邪魔するようになりました。
    初めてコメントさせていただきます。
    句読点なくとも読みやすい、
    nakayaさん独特のリズムの文章が、
    寄せては返す波のようで心地よいです。

    私の父は、
    黒雪姫(色が黒いのに悩んでるお姫様の話)
    あんぱん姫(太りたくないがため壊れた体重計を買わされるお姫様の話)
    など、デタラメな話を寝物語に聞かせてくれました。
    高田純次はべつに好きではありませんが、
    上手でいいさじ加減の出鱈目は、
    人生を彩る最良のスパイスだと思います。
    あと、人間の出す音ってとても大切ですよね、
    声然り、生活音然り。
    ええ声付きなんて、素敵なご主人ですね…!

    仕事の合間のトリップ、ありがとうございます。
    午後も頑張ります。
    貧血にはサジーなる木の実が良いそうです。
    木の芽時、どうぞご自愛くださいませ。

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  2. ぴありさま

    コメントありがとうございます。
    暗闇に向かって独り言を言っているような辺鄙なブログなので
    コメントを戴けるなんて思ってもいず嬉しくて飛び上がりました!

    お父様のお話、ユーモラスでとっても素敵!
    自分の為に紡がれる物語って愛情と温かさを感じられる一番の贈り物
    だと思うので、お父様はぴありさまが可愛くて堪らなかったのでしょうねえ♡
    幸せをおすそ分けしていただいたようでPCまで頬が緩みっぱなしです♡♡

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